予定なしの土曜日 [イージー・リスニング]
3連のバラードも、今日はちょっと一休みです。
久しぶりに、地域の行事など何も予定のない週末になり、ギターシンセサイザーなどで遊んでみました。
もともとはGodin(ゴダン)ギターと一緒に買った、Rorand というブランドの GR-20 ですが、部品を追加して、ストラトキャスターにつなげるようにしました。
これでいろんな音が作り出せるのですが、ちょっと弦楽合奏ふうにしてみました。
田舎とはいえ、いちおう住宅街なので、アンプの音をそれほど上げられなかったため、かすかに弦をはじく音まで拾ってしまいましたが・・・。
When You Wish Upon a Star
こういう機材に詳しい人から見れば、な~んだと思われると思いますが、これでもやっとできたんですから・・・。
解説書や、設定などが大の苦手で、2時間ほど格闘して、やっと音が出るようになりました。
Godinギターの場合は、こんな部品なんかつけなくても、そのままつなげば音が出ます。
こちらは、なるべく生音で演奏したかったので、スルーで弾いています。
Stardust
天使のセレナード / ポール・モーリア・グランド・オーケストラ [イージー・リスニング]
ここのところ更新が出来ませんでした。
ちょっと忙しかったもので・・・。
(^^;
というわけで、またこのブログも、性懲りもなく進めてまいりたいと思います。
今回は、この曲です。
天使のセレナード ポール・モーリア・グランド・オーケストラ
この曲は、日本ではこのポール・モーリア盤がいちばん有名ですね。
もちろん、そのほかにもいろんなアーティストが取り上げていますが、オリジナルは誰でしょうね?
昔、アンドレ・ポップ・オーケストラというのも見たような気がします。でも、調べても出てきませんでした。
それから世界的なウクレレ奏者ハーブ・オオタ(オオタサン)も有名ですよね。
天使のセレナーデ ハーブ・オオタ
このウクレレ・ヴァージョンは素晴らしいですね。
この曲はギターでもよく演奏されますが、なかなかこんな素晴らしい演奏はできません。
もちろんハーブ・オオタといえば、世界的なウクレレ奏者ですから当然ですが、たった4本の弦のあの小さな楽器から、こんなサウンドが出てくるというのは驚異的です。
朝もやの渚 / ジョニー・ピアソン・オーケストラ [イージー・リスニング]
最初に、お詫びと訂正です。
だいぶまえに、ジョニー・ピアソン・オーケストラの「渚のシルエット」を、3連のバラードとして紹介しましたが、違いました。
この「渚のシルエット」は、愛川欽也さんの深夜放送「パック・イン・ミュージック」で、崎南海子(さきなみこ)さんの詩を読むときのBGMとして使われていたものです。
3連のバラードは、この曲とそっくりな「朝もやの渚」のほうでした。
朝もやの渚
30年以上も前のことで、完全に勘違いしていました。
「渚のシルエット」と「朝もやの渚」のメロディーが、頭の中でごちゃごちゃになっていました。(^^;
以前の「渚のシルエット」の記事の時に、montyo-siroさんもコメントしてくださいましたが、「朝もやの渚」は近年、愛川欽也さんの別の番組でも間違って使われたようです。
70年代には、こんなふうに深夜のラジオなどで使われ話題になった曲がかなりあります。
(これらは3連のバラードではありません)
シバの女王 レーモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラ
タイム・イズ・タイト ブッカー・TとMGS
この2曲は、74年8月30日まで、コマーシャルのフィラー(穴埋め音楽)と午前3時の時報をはさんで必ずこの順番で流れました。
マリア・エレーナ [イージー・リスニング]
3連のバラードも、ホントにいろんな曲があって、まだまだ知らない曲もありそうですが、今日はちょっと一休みです。
昨年、このブログに音声が載せられることが分かり、恥ずかしながら自分の演奏を載せてしまいました。
それが「マリア・エレーナ」でした。
1963年、ロス・インディオス・タバハラスのレコードが大ヒットして、一躍世界中で注目されたナンバーです。
昨年、練習も十分しないまま録音し、あまり満足いく出来ではありませんでした。
あれから1年以上・・・かな、あまり練習もしていなかったのですが、もう一度挑戦してみました。
自分では多少は上達したかな、という感じですがいかがでしょうか?
Maria Elena (Lorenzo Barcelata) Mashi☆Toshi(Lead Guitar & Rhythm Guitar)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
今回はセカンドギターだけでなく、ギター・シンセによるベースも入れてみました。
ベースラインは楽譜もなく、まったくの耳コピのため、間違っているところもあるかもしれません。
ちなみに、タバハラスの演奏はこちらです。
Maria Elena Los Indios Tabajaras
渚のシルエット/ジョニー・ピアソン・オーケストラ [イージー・リスニング]
70年代、ラジオの番組の中では、チェット・アトキンスなどの軽いギター演奏とともに、さわやか系イージー・リスニング・オーケストラがBGMとしてよく使われていました。
天気予報のBGM、あるいは詩の朗読のBGMなどは、そのさわやか系イージー・リスニング・オーケストラがとくに多かったような気がします。
イージー・リスニング・オーケストラというと、当時はレーモン・ルフェーブル、ポール・モーリアなどが有名でしたが、もっと前はフランク・チャックスフィールド、マントヴァーニ、フランク・プウルセルといったオーケストラが人気でした。
しかし、そういった有名オーケストラの演奏は、目立ちすぎてBGMには向かなかったのです。
そこで、よく利用されたのがジョニー・ピアソンなどの、ちょっとマイナーな存在のオーケストラでした。
悪く言えば個性が乏しく、楽曲としての主張がないというのでしょうか、でもそのかわり詩の朗読のBGMなどには、雰囲気がぴったりなんですね。
この「渚のシルエット」は、もちろんいろんなところで使われていましたが、有名なところでは愛川欣也さんのパック・イン・ミュージックでした。
番組の最後に、いつも崎南海子(さきなみこ)さんの詩を読んでいたのですが、そのBGMがこれでした。
このような曲がシングル・レコードになることは珍しいのですが、パックで使われ有名になったからでしょうか、77年春こんなシングルが出ました。
「渚のシルエット」はB面ですが、A面の「朝もやの渚」も、BGMにはぴったりで、いろんなところで使われていました。ただ、こちらは3連のバラードではありません。
ちなみに、「渚のシルエット」を、近年愛川欽也さんが何かの番組で使っていたような記憶があるのですが、確かではありません。
Maria Elena [イージー・リスニング]
夜空のトランペット ニニ・ロッソ [イージー・リスニング]
トランペットという楽器の魅力を知ったのは、65年ごろラジオから流れてきたこの曲でした。
ちょうどビートルズやベンチャーズなどのエレキ・ギターのサウンドがあふれていた時代ですが、そんな中にあって、なんともいえない哀愁を帯びた響きが、いつのまにか心をとらえてしまいました。
もちろん、それまでにもトランペットの曲は耳にしています。
クラシックやジャズ、あと日本映画でなぜか主人公がトランペットを吹く作品・・・タイトルも出演者もわすれました・・・など、たくさんありますが、この「夜空のトランペット」ほど、好きになった曲はありません。
学生時代、ジャズ(とくにマイルス・デイビス)の好きな友人の持っていたトランペットを借りて練習したことがあります。
じつは、この曲は最初は指をそんなに動かさなくても、ちゃんとメロディーになるんですね。
それで、一気に上手になったと勘違いして、マイ・トランペットがほしくなったのですが、すでにギターを弾いていたこともあり、買うのはあきらめてしまいました。
ところで、このニニ・ロッソの演奏、最近ラジオで耳にしたものが、どうも昔聴いたものと違うような気がしました。
たしかに、ニニ・ロッソと紹介していましたが、どこか違う・・・ひょっとすると再録音ヴァージョンだったのかもしれません。
このアルバムに収録されているものはオリジナルでしょうか?
試聴した感じでは、どうも違うのですが・・・。
「ミスター・ロンリー」 (フランク・プウルセル・グランド・オーケストラ) [イージー・リスニング]
オリジナルは違うんだけど、この「ミスター・ロンリー」というタイトルをみると、ついフランク・プウルセル・グランド・オーケストラによる透明感のあるストリングスの演奏を思い浮かべてしまいます。
ミスター・ロンリー
そして、その音楽を聴いていると、いまでもこんなナレーションが聞こえてくるような気がします。
遠い地平線が消えて、ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく、はてしない光の海をゆたかに流れゆく風に心を開けば、
きらめく星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線もまぶたに浮かんでまいります。
ラジオの深夜放送といえば、関東ではパック・インミュージック、オールナイト・ニッポン、セイ・ヤング・・・こういった番組が全盛時代だった70年代、午前0時から1時まではFM局のこの番組「ジェット・ストリーム」を聴く人が多かったのも事実です。
FMという音が良いという利点、オーディオブームにのってイージーリ・スニングが人気を集めたこと、さらにスポンサーの「JAL」というイメージのよさもあって、ラジオに一時代を築いたといっていいでしょうね。
日本航空があなたにお送りする音楽の定期便ジェットストリーム
みなさまの夜間飛行のお供をするパイロットは私、城達也です。
この城達也さんもすでに他界され、いまは別の番組が(と言ってしまいましょう)放送されています。
ジェット・ストリームは、やはり城さんでないと・・・。
このジェットストリームが録音されていたスタジオ・・・じつは、入ったことがあるんです。
ビルが新しくなってからですが、スタジオに入るとそこは一瞬コックピットのよう雰囲気があり、音声調整卓の前に座ると、そこが操縦席で自分がパイロットになったような気分になります。
照明を落として、壁のイルミネーション(そんな設備があるんです)を点灯すると、それは星の輝き・・・。
長くなりました・・・。
夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは、
遠ざかるにつれ、次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。
お送りしておりますこの音楽も、美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。
日本航空がお送りした音楽の定期便、ジェットストリーム、
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは私、城達也でした。
またあした、午前0時にお会いしましょう。
* スタジオ・・・10年前の話です。今はどうなっているかわかりません。