北の宿から / 都はるみ [演歌]
いわゆる「ロッカバラード」ではありませんが、3連符がメインのまさに「3連のバラード」です。
ところで、前回「月光のノクターン」で、クラシックかのメロディーをモチーフにして作られたということをご紹介しましたが、この曲もよ~く聴くと、あれ?という部分もありますね。
作曲者の小林亜星さんが意図して使われたのかどうかはわかりませんが、出だしはまさショパンのピアノ協奏曲のメロディーですね。
あまやどり / 石原詢子 [演歌]
今年も、もう12月に入ってしまいました。
時の流れは速いものですね。
なんだかんだいいながら、年賀状だお歳暮だクリスマスだ・・・と、あわただしいったらありゃしない。
そんな年末ですが、寒くなると同時に、やっぱり日本酒が美味しくなりますね。
まえは日本酒はほとんど飲めませんでしたが、最近コップ1杯分、一合? くらいは美味しいと感じるようになりました。
そんな日本酒に合うのは、やはり歌謡曲ですね。
理屈抜きにいいですもん。
石原詢子さん、このかたの歌は素晴らしいですね。
もっとヒットが出てもいいのですが・・・。
滋賀県では、お灸のメーカーのイメージガールというか、コマーシャルなどで社長と一緒に出演したりされていますが、この社長もなかなかいい味を出しています。
話は飛びますが、このスポンサーの社長が出るコマーシャルというのは、キー局ではほとんど見かけなくなりましたが、ローカル局を見るとまだまだ出てきますね。
なかには社員がいっぱい出てきて、コントまでやってしまうものとか、10年以上前のものがそのまま流されていて、来ているものや化粧などで「時代」を感じさせるものなど、なかなかユニークで楽しめます。
さて、そんな石原詢子さんの3連のバラードです。
あまやどり
千住新橋 / 渥美二郎 [演歌]
演歌・歌謡曲の世界では、ご当地ソングというジャンルがありますね。
いうまでもなく、日本各地の地名がタイトルや歌詞の中に出てくる曲ですが、東京とか大阪とか、神戸、長崎・・・そういった有名なものから、いったいどこなんだというような名前までいろいろです。
千住という名前をきいて、東京都足立区を思い浮かべるのは、やはり東京の人でしょう。
その千住でも、新橋という名前がつくこの名前、やはり地元の人でないと分からないでしょうね。
千住新橋 渥美二郎
なかなかいい曲ですね。
なんか、渥美二郎さん本人の地元のようですね。
ちなみに、千住新橋は、このアルバムには入っていないかもしれません。
ところで、これは確かめたわけではないので都市伝説の類かもしれませんが、田舎から出てきて東京にアパート住まいするとき、多くの人が都心から故郷の方向の延長線上に住むらしいですね。
東北とか北海道の人は荒川区とか北区、山形秋田は足立区とか、新潟とか山梨方面は中野区とか・・・。
関西方面からきている人は、品川区とか大田区とか・・・。
どうでしょう、いま東京にお住まいの田舎出身の皆さんは・・・。
そういえば、私の場合は滋賀ですが、大学が神奈川県でしたので神奈川は別にして、東京に住み始めたのが中野区で、その次が品川でした。
津軽海峡冬景色 / アンジェラ・アキ [演歌]
歌謡曲、ポップスの世界では、ときどき意外なカバー曲というか、企画ものの作品を出すケースがありますね。
演歌の歌手がポップスを歌うのは別に珍しくもなんともないのですが、ポップスの人が演歌を歌うのは、まだまだ珍しいですね。
最近の話題は、どうやらこれですね。
津軽海峡冬景色 アンジェラ・アキ
う~む、何と言いましょうか、小西さん・・・(ちょっとネタが古くて誰もわからない?)
こういうのは、どうなんでしょうね、う~む・・・こればっかりですね。
(^^ゞ
ところで、このアンジェラ・アキさん、前々からいわれていますが、いま経済が大変なことになっているギリシャの女性シンガー、ナナ・ムスクーリによく似てますよね。
心のこり / 細川たかし [演歌]
たとえば、電気製品などが故障したりした時には、こんなフレーズです。
♪ どうしたんだヘイヘイベイビー
麻雀で、なかなか思うような牌が来なかったりしたときにも、おもわず口にしたりして…。
あと、自分が何かヘマをやったときには、これですね。
♪ わたしバカよね~おバカさんよね~
というわけで、きょうの3連のナンバーは、この曲です。
心のこり 細川たかし
♪ わたしバカよね~
このフレーズは、ほんとに耳に残っている、というか印象的でしたね。
そういえば、こういう突然頭の中にメロディーが浮かぶというと、機械の故障とか自分の失敗などに関係のない場合もありますね。
なんで今このメロディ~?というのもあります。
その多くが、テレビ番組のテーマ曲だったり、コマーシャルソングだったりします。
やはり何回も繰り返し耳にすることによって、心の中に刷り込まれてしまうんでしょうね。
ちなみに ♪ 黄桜~ というフレーズが頭の中を巡っているというかたも、いらっしゃるそうです。
よほどお酒の好きな方なんでしょうね。(^^)
酔わせてよ今夜だけ / 森高千里 [演歌]
日本の歌手には、いわゆる「アーティスト」と呼ばれるジャンルと、アイドルの間の微妙な立ち位置で活躍する人がいますね。
この森高千里もそんな一人で、80年代は大変な人気でした。
その森高千里が3連の「演歌」を作ったと話題になったのがこれでしたね。
酔わせてよ今夜だけ
いいですね~。
この森高千里作品には、何かこう「はじけた」というか、枠にとらわれないというか、奇抜な曲が多いですよね。
でも、「わたしがオバサンになっても」なんかは、披露宴の「女友達代表」のカラオケの定番になったりしましたからすごいものです。
そういえば、この森高さんのフィギュアが話題になったことがありましたね。
誰でしたっけ、お笑いタレント(?)のひとりがそれを持っていて、ギャグにしていました。
「宅八郎」でしたっけ?
ちょうどあの頃から「オタク」という言葉が定着したんじゃなかったでしょうか。
旅の終わりに / 冠 二郎 [演歌]
演歌のコンサートなどでも、いわゆる「前座」というのがあって、メインの歌手の前にまだそれほど有名ではない新人歌手などが歌ったりすることがあります。
そういった前座が、ある程度ステージを盛り上げたところで、主役が登場します。
その前座も大事ですよね。
これが失敗すると、メインの歌手のステージまで影響がでたりします。
かといって、あまり素晴らしすぎても困ります。
いわゆる「主役を食ってしまう」というやつです。
さて、この冠 二郎さんは、新人のころ「前座にしたくない歌手」といわれていました。
歌い始めると、あまりの「巧さ」に客が乗り過ぎ、メインの歌手がそのあと出にくくなったんだそうです。
そんな冠 二郎の3連のバラードです。
旅の終わりに
大きなヒットではありませんが、やはり存在感はありますね。
ところで、前座が主役というか真打を食うというと、60年代のイギリスでもありました。
あのビートルズです。
メジャー・デビューしたてのビートルズは、当然のことながら「前座」のバンドのひとつからスタートしました。
しかし、あるツアーでは、あちこち回っていくうちに、メインの歌手より盛り上がるようになり、立場が逆転したとか・・・。
この冠 二郎も、何か一つ大ヒットが出ると、さらに世界が広がると思うんですけどね・・・。(^^)
冬の旅 / 森進一 [演歌]
2月ですね~。
演歌、歌謡曲が似合いますね~。
日本酒はあまり飲めませんが、カニなんか食べながら熱~いのをキュ~っと・・・いいですね。
さて、きょうの3連のバラードは、そんな日本酒の似合う、森進一さんの大ヒット曲です。
冬の旅
この歌の主人公は、恋人と別れてひとりで旅に出るわけですが、どういう事件があったんでしょうね?
あ、また妄想劇場が始まってしまいそうなので、やめておきましょう。(^^;
考えてみたら、一人旅って、まだ経験がないんですよね。
もちろん、ひとりで正月に故郷に帰るとか、そういった旅ではありません。
温泉とか、どこか観光地とかに、一人でぶらっと・・・って、ないんですよね。
旅慣れていないこともあるし、たとえば旅館などで、仲居さんなどが出てきたら、どういう会話をしたらいいのか、チップはいつどこで渡すのか、など分からないことばかりで、どうも勇気がありません。
それに、たとえばひなびた温泉街などで、船越栄一郎さんみたいな人が出てきて事件が起きたり、片平なぎささんみたいな人が出てきたら、どうしたらいいのでしょうね?
やはり、崖の上まで行って話をするのでしょうか?
若い刑事が、最初に逮捕するのは、やはり誤認逮捕でしょうか?
すきま風 / 杉 良太郎 [演歌]
昨日から今朝にかけて、まるで真冬のような冷え込みでした。
朝起きてみたら一面の銀世界、11月の初雪は以前にもありましたが、10センチ近くも積もったのは記憶にありません。
子供のころは、まだ江戸時代に作られた茅ふきの家で、北風が吹くと雨戸を閉めてもどこからか冷たいすきま風が入ってきました。
でも、雨戸がガタガタいうくらい、強い北風が吹くと、妙にうれしかった思い出があります。
そんな夜が明けると、必ず一面の雪景色でしたから・・・。
すきま風 杉 良太郎
特に、ちょっと高齢のおばさま方には絶大な人気がありますね。
確か「流し目」でしたっけ、その眼で見つめられるともう動けなくなるとか、ほんとかなあ・・・。(^^)
全然関係ないですが、大瀧詠一のアルバムには、参加ミュージシャンの一人として、天地良太郎という名前がクレジットされているものがあります。
ナイアガラー、あるいはナイアガラ教信者のみなさんなら誰だかお分かりですね。(^^)
熱海の夜 / 箱崎伸一郎 [演歌]
どんなものでも、いちど付いてしまったイメージというのは、なかなか変えられませんね。
滋賀県には「雄琴」というところがあります。
年配の方には、この地名を見ただけで「あ~あの、例の・・・」と、ニヤッとされる方もいらっしゃるかもしれません。
まあ、よく知らないので詳しくは触れませんが(じつは一度も行ったことがありません)確かにかつては、そういうところでした。
いま、その雄琴では、そんなイメージを払しょくしようと、駅名をひらがなに変えたりして町をあげて改革がおこなわれているようです。
もうひとつ、静岡県の熱海という街も、いまではやはりさびれたイメージがあって、残念ながらドラマや映画などでも不倫の舞台になったり、事件の舞台になったりして、片平なぎさとか船越栄一郎といった俳優さんが出てきそうですね。
いやいや決して片平さんや船越さんが悪いと言っているのではありません。
素晴らしい俳優で、このお二人がいなかったら、今の2時間ドラマはこんなに有名になってはいなかったでしょう。
この熱海、かつては新婚旅行とか会社の慰安旅行などで、隆盛を誇っていたようですね。
それが新婚旅行は海外がふつうになり、高速道路などの発達で慰安旅行ももっといろんな所にでかけるようになったり、バブルの崩壊で慰安旅行そのものが少なくなったりで、熱海は次第に取り残されていきました。
でも、そんな熱海もいまは温泉付きのリゾートマンションや、オシャレなホテルが出来て、また少しずつ見直されてきているみたいですね。
さて、歌の世界ではどうでしょうか?
熱海が登場するのは、やはりどうしても演歌・歌謡曲が多くなります。
それも夜の熱海・・・まあ、これは仕方ないでしょうね。
熱海の夜 箱崎伸一郎
この3連のバラードは、カラオケのスタンダードとして、今も人気があるようですね。
ところで、熱海で思い出したのですが、なぜ温泉には卓球台が置いてあるのでしょうね?
なんか、温泉というと卓球、それから射的・・・そんなイメージがあるのですが・・・。
それに、温泉街からちょっと外れた所に、怪しげな秘宝館などがあったりして・・・。
(もちろん一度も入ったりしたことはありませんが・・・)
あ、これは温泉に対する誤ったイメージかもしれませんね。