月光のノクターン / ミルバ [カンツォーネ]
今日は、イタリアの歌手ミルバのヴァージョンです。
ミルバといえば、日本でも人気の高いカンツオーネの大歌手ですが、調べてみたら一昨年2021年4月23日に81歳で亡くなっていました。
日本の曲も歌っていて「ウナセラディ東京」などはおなじみですね。
でも、こういうのって日本だけということも多いようです。
先ごろ亡くなったジェフ・ベックとエリック・クラプトン、ジミー・ペイジの3大ロックギラリストという言い方も日本だけで、海外ではありませんよね。
17才よ、さようなら / フロ・サンダンス [カンツォーネ]
世の中は成人式だそうですが、いいですね華やかで。
ところで、ポップスとか歌謡曲で、アイドルが歌う曲のタイトルでいちばん多い年代はやっぱり17才ですかね?
アメリカでは、どちらかというと16才でしょうか?
こんな歌がありました。
すみませんこれは全然知りませんでした。
日本人歌手によるカバーもあるようですが、聞いたことがありません。
というわけで、今年最初の3連のバラードはこれです。
なかなかいいですね。
今年もよろしくお願いします。
若い世代 / カトリーヌ・スパーク [カンツォーネ]
なぜか、写真を見るだけでもドキドキするような魅力がありました。
いいですね~。
すっかり忘れていました。
ところで、この曲、あのフランソワーズ・アルディの作品なんですね。
それに、イタリア語の歌詞がつけられ、カトリーヌ・スパークが歌い、その人気が決定的なものになりました。
Come Prima(コメ ・プリマ) / トニー・ダララ [カンツォーネ]
いまはポップスの世界では、アメリカやイギリスなど英語圏の歌がほとんどですね。
たまにスペイン語のヒット曲などもあったりしますが、ほかの言語はホントにめずらしくなりました。
いまから40年から50年前は、フランス語やイタリア語の曲が、日本でも良くヒットしました。
この曲もそのひとつですね。
Come Prima トニー・ダララ
この曲はイタリアでは1958年のヒット曲ですが、日本でも60年代にかけてラジオから良く流れてきました。
いわゆるカンツォーネが日本で人気が出始めたころの大ヒット曲でしょうか。
ところで、これもサンレモ音楽祭の入賞曲だろうと思ったら、どうも違うみたいですね。
しらべてみたら、本選にも選ばれなかったようです。
この胸のときめきを / Pino Donaggio [カンツォーネ]
最近、何かで見たのですが、レポートなどに、いわゆるメール用の記号みたいなものを使う学生が出てきたんだそうですね。
大学のレポートなのに、文章の最後に(笑)とか(爆)といった文字が入っていたりするとか…。
そういえば、ネット上ではよく見ますよね。
ブログや、掲示板などでは、いまだに使っていらっしゃるかたをみかけます。
このブログで取り上げている3連のバラード(ロッカバラード)という用語にも、この(爆)がついていたりすることがあるのですが、何か意味があるのでしょうかね?
さて、そんなことには全く関係がなく、今日の3連のバラードは、そんなロッカバラードの名曲中の名曲です。
ダスティー・スプリングフィールドやエルビス・プレスリーで、すでにご紹介したこの曲・・・。
Io che non vivo senza te Pino Donaggio
これがオリジナルだったんですね。
初めて聴きました。
さっきの話の続きですが、例のメール用の記号ですが、学生のレポートだけじゃなく、なんと会社の報告書にまで使われたことがあるんだそうですね。
こういうのはどうなんでしょうね?
仕事なのにけしからん!といって叱責するか、常識の枠にとらわれず素晴らしい、と賞賛するか・・・う~む、難しいところですね。
でも、さすがに顔文字はないでしょうね。(^^)
悲恋 / ミルバ [カンツォーネ]
イタリアのカンツォーネは、とくに60年代は日本でも大変人気がありましたね。
とくにサン・レモ音楽祭は、日本人の歌手も出場していたこともあり、よく話題になりました。
男性歌手では、ボビー・ソロをはじめ、エミリオ・ペリコーリとか、トニー・ダララとか、もちろん他にも有名な歌手がいっぱいいますね。
女性歌手では、ジリオラ・チンクエッティーとか、ミーナ、そしてミルバなどなど・・・。
今日はそんな中から、日本ではどちらかというと通好みという感じでしょうか、でもホントに人気がありますよね、ミルバです。
悲恋
いかにもイタリアの60年代という感じですね~。
でも、この3連の曲は日本ではそれほどのヒットと言わけではなかったですよね。
もちろんカンツォーネファンの間では、超有名なナンバーだと思います。
ところで、そのカンツォーネが人気だったころ、3大プリマドンナと呼ばれていたのが、このミルバと、「砂に消えた恋」のミーナ、もう一人はジリオラ・チンクエッティーか…と思ったら、違いました。
オルネラ・ヴァノーニという歌手でした。
このあたりは意外でしたね。
君に涙とほほえみを / 伊藤蘭 [カンツォーネ]
カンツォーネの名曲「君に涙とほほえみを」、これをキャンディーズの伊藤蘭ちゃんが歌っていたとは!
アルバムなどを持っていないので、何というアルバムに入っていたのかは分かりませんが、驚きです。
大ファンだったらしい石破大臣ならご存知かもしれませんが・・・。
ちょっと聴いてみましょう。
君に涙とほほえみを 伊藤 蘭
キャンディーズの高音パートは、たしかスーちゃんでしたよね。
でも、こうして聴いてみますと、蘭ちゃんもかなり高い音域まで出せたんですね。
最初のころは、たしかスーちゃんがリードのパートを歌っていて、途中から蘭ちゃんになったと記憶しているのですが、あれでずいぶんイメージが変わりましたね。
リード・パートを蘭ちゃんに変えたのは、結果的に成功したようですね。
大ヒット曲は、ほとんどそのあとでしたから・・・。
でも、スーちゃんのリードも、なかなか良いんですけどね・・・。
あこがれはいつも心に / ジリオラ・チンクエッティ [カンツォーネ]
60年代のカンツォーネは、日本人の琴線に触れるようなメロディーがたくさんありますね。
カンツォーネというと、サンレモ音楽祭。
伊東ゆかりさんをはじめ、日本の歌手も何人か出場しています。
そんなサンレモ音楽祭で歌われたカンツォーネの代表曲のひとつ「あこがれはいつも心に」をきいてみましょう。
あこがれはいつも心に ジリオラ・チンクエッティ
いいですね~。(^^)
この曲は、1965年のサンレモ音楽祭で、このジリオラ・チンクエッティと、なんとコニー・フランシスが組んで歌いました。
あこがれはいつも心に コニー・フランシス
コニー・フランシスは、アメリカ人といっても、もともとイタリア系ですから、こういう曲には全然違和感がありませんね。
ところで、この曲がヒットした1965年ですが、日本をはじめ世界中がビートルズの大ブーム、さらに日本ではベンチャーズによるエレキギター・ブーム、そんな中にあってもイタリアのカンツォーネは、大きな人気を保っていました。
一方では、ブラジルからボサノヴァというオシャレな音楽も登場しました。
さらにサウンド・オブ・ミュージックや007ゴールド・フィンガーなどの映画音楽など、ポップスの世界が、ホントに多彩になった年ですね。
当時とはくらべ物にならないほど大量の音楽が氾濫する現代ですが、いろんなタイプの音楽が登場し、それらが共存する、という点では負けているかもしれませんね。
君に涙と微笑を ボビー・ソロ [カンツォーネ]
60年代の真ん中頃、アメリカン・ポップスと同じくらいイタリアン・ポップス(カンツォーネ)が、日本に紹介されていました。
イタリア語の発音が日本語に近いこともあって、日本語の歌詞でも違和感なく歌えたことから、カバーもたくさん出ています。
これは、そんなカンツォーネの名曲のひとつです。
もちろん、3連のロッカバラードです。
50年代の中ごろ、エルビス・プレスリーが世界的な人気者になると、そのエルビスにソックリな歌手が、世界中に出現しました。
イギリスにはクリフ・リチャード、フランスにはジョニー・アリディ(当時はハリディ)、そしてイタリアではこのボビー・ソロが、そんな歌手の代表でした。
この「君に涙と微笑みを」は、65年の、サンレモ音楽祭優勝曲。
サンレモ1965
ちょっと音がよくないのが残念ですね。
この年、伊東ゆかりさんもサンレモ音楽祭に出場しています。
ちなみに、このボビー・ソロ、前年の64年にはこの曲で出場していました。
サンレモ1964
これは「ほほにかかる涙」でしたね。この年は、ボビーは優勝できませんでした。(優勝はジリオラ・チンクエッティー「夢見る想い」)
ところで、これらのヒット曲ですが、いまCDを手に入れよとするときには、ちょっと注意が必要です。ネット通販などで、検索すれば出てきますが、録音しなおしたものが多く、オリジナルではない歌でガッカリなんてことがあります(経験者は語る)。
ボビー・ソロのオフィシャル・サイトがあります。
ここでも少し聴けますが、録音しなおしたヴァージョンです。
「夢見る想い」(ジリオラ・チンクエッティ) [カンツォーネ]
60年代の前半、アメリカン・ポップスとともに日本の音楽シーンをにぎわしたのが、イタリアのカンツォーネでした。なかでも、64年のサンレモ音楽祭優勝曲「夢見る想い」は、ジリオラ・チンクエッティの清楚な魅力とともに大ヒット、日本にカンツォーネ・ブームをまきおこしました。
そのジリオラ・チンクエッティの映像があります。
Gigliola Cinquetti
チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を思い起こさせる(強引ですかね)弦とピアノによるイントロ、
そしてアルペジオ・・・「いかにも!」という感じのカンツォーネですね。
この曲は、いまでもこのアルバムなどで入手可能です。
伊東ゆかり、弘田三枝子、布施明、ザ・ピーナッツなど当時のたくさんのアイドル歌手が、カンツォーネを歌い、そのうち何人かは本場イタリアのサンレモ音楽祭に出場しています。
なかでも、伊東ゆかりさんは「恋する瞳」で、1965年初めて入賞して、話題になりました。
最近、この「恋する瞳」を竹内まりやさんがカバーしています。
もともと、伊東ゆかりさんと声が似ていることもあって、これもいい雰囲気ですね。
イントロには当時世界的なヒットになっていた「スキヤキ」(上を向いて歩こう)のメロディーがアレンジされていて、なかなかオシャレな曲です。でも、この曲は3連ロッカバラードではありませんが・・・。
なお、この竹内まりやさんのアルバム「Long Time Favorites」のなかには、「夢見る想い」も入っています。