君に涙とほほえみを / 伊藤蘭 [カンツォーネ]
カンツォーネの名曲「君に涙とほほえみを」、これをキャンディーズの伊藤蘭ちゃんが歌っていたとは!
アルバムなどを持っていないので、何というアルバムに入っていたのかは分かりませんが、驚きです。
大ファンだったらしい石破大臣ならご存知かもしれませんが・・・。
ちょっと聴いてみましょう。
君に涙とほほえみを 伊藤 蘭
キャンディーズの高音パートは、たしかスーちゃんでしたよね。
でも、こうして聴いてみますと、蘭ちゃんもかなり高い音域まで出せたんですね。
最初のころは、たしかスーちゃんがリードのパートを歌っていて、途中から蘭ちゃんになったと記憶しているのですが、あれでずいぶんイメージが変わりましたね。
リード・パートを蘭ちゃんに変えたのは、結果的に成功したようですね。
大ヒット曲は、ほとんどそのあとでしたから・・・。
でも、スーちゃんのリードも、なかなか良いんですけどね・・・。
蘭ちゃんをセンターにして
「年下の男の子」で大ブレークしましたね。
数年前、子供とNHKの連ドラ「ちゅらさん」を見ながら
この人があのポッチャリしたスーちゃんだったんだよなあ
と不思議な感じがしました。
by Cliff (2008-11-07 02:50)
そうですね、リード・ヴォーカルというより、センターというほうが合っているような気がします。
こういうグループは、誰がセンターをとるかが大きなポイントですね。
by Mashi☆Toshi (2008-11-07 22:17)
キャンディーズについては今まで実に多くのことが多くのメディアで語られてきたし今更と言う気がしないでもありませんが一応自分なりのキャンディーズ論を書いてみます。
彼女たちがデビューした'73年はスタ誕出身の桜田淳子がデビュー前から一歩も二歩も抜け出すほど前評判は高く、ライバルレコード会社はそれまで以上の新人発掘を余儀なくされていました。CBSソニーでは2月に桜田のデビューにぶつける様に浅田美代子(レーベルはエピック)、5月に山口百恵、そして8月にはソニーの三人娘(南、天地に次ぐ)の3番目として期待された水沢アキがデビューしてきましたが、キャンディーズはそれらに比べるとたいして期待の大きかったデビューの仕方ではありませんでした。ただデビュー前から8時だよ全員集合に(ほんのチョイ役とはいえ)レギュラー出演をしていたので知名度はそこそこ有ったとは思います。
もともと彼女たちはスクールメイツのメンバーでNHK番組プロデューサーの個人的趣味で見栄えだけ?で抜擢された存在ですから最初からコーラスグループとしての有るべき姿に欠けていました。具体的に言うと低音部を受け持つ担当がいない。これがキャンディーズの最大の欠点でもあり、普通の女の子に戻りたい発言の伏線にもなっていたと個人的には思っています。キャンディーズの持ち歌のほとんどはユニゾンです。ナベプロの重鎮宮川泰が彼女たちのために各パートに別れたコーラスソングを作ったこともあったのですが見事失敗に終わりました。つまりグループとしての限界が最初から見えていたのです。ピンクレディがたったの二人とはいえケイが低音部を受け持つことが出来たのとは好対照だったと思います。
ピンクレディにはとキャッアイをはじめ極めて多くのフォロァーが雨後の筍の如く存在したのに比べ、キャンディーズには引退直前に同一レコード会社同一事務所のトライアングルが出てくるまでほとんどフォロァーが現れませんでした。例外的にピーマンという女性3人のグループ(リーダーは後にサーカスの中心メンバーになった叶正子)がワーナー兼ヤマハから半年遅れの翌74年春に出てきましたが、これはグループ構成がたまたま一致していただけでキャンディーズのマネとは必ずしも言えなかったと思います。(デビュー曲の作曲は穂口雄右でキャンディーズのメインを張った作曲家ですが、それは年下の男の子以後で、逆に言えばキャンディーズが路線変更でピーマンのデビュー当時の路線をパクッたと言えなくもない。)
(ピーマン画像→http://blogs.yahoo.co.jp/iiiimiyokoiiii/5842134.html)
実際キャンディーズがそこそこ売れ出したのは同じく翌74年春の3曲目の「危ない土曜日」辺りだったと記憶しています。この頃にはCM(コニカだったか富士フイルムだったか失念。海辺でビキニ姿の彼女たちが駆け寄ってくるが、スーが最後にドテッとコケル落ちのあるCM)も付いて、それ以後は私が申すまでもないでしょう。
P.S.
穂口雄右はGSアウトキャストの初代メンバーであり、またバックバンドのリーダーは元ワイルドワンズのチャッピーこと渡辺茂樹だったので、キャンディーズSONGSは一人GSの成れの果てという見方は無理矢理ですかね?
by tsukikumo (2008-11-18 20:08)
Tsukikumoさん、素晴らしい!
「論文」ですね。
ここでは賞金も出ませんが、「停年退職」もありません。(^^)
バックバンド・・・MMPですね。
その中のメンバーが、のちにスペクトラムになったとか・・・。
そこからまたアミューズとかにつながってくるんじゃなかったかな?
by Mashi☆Toshi (2008-11-19 20:42)