Gee Whiz / Carla Thomas [ドゥ・ワップ]
反対に、アメリカから入ってきて日本語になった、そういう「感嘆詞」というか、言葉はあるかなと探してみると、意外にないものですね。
ネットなどでよく見るものとしては、発音が日本語の「おお寒」と同じ「awesome」などがありますが、日本で使われることはほとんどないですね。
さて、これもそんな感じの言葉ですが、日本ではおなじみではありませんね。
Long Lonely Nights / Lee Andrews & the Hearts [ドゥ・ワップ]
Blue☆さんのYoung At Heartを見ていたら、素晴らしい3連のバラードが紹介されていました。
前に紹介したかもしれないと思い、調べてみたらまだのようです。
Lee Andrews &The Hearts というグループですが、全然知りませんでした。
たぶん山下達郎とか大瀧詠一、鈴木雅之といったミュージシャンは、こういうの大好きなんでしょうね。
このグループ、詳しいバイオなどはここをご覧ください。
というわけで、このグループ最大のヒットです。
それにしても、こういう曲って、もう山下達郎さんの番組しかかからないんじゃないでしょうか?
今のラジオも、もっともっといろんな種類の音楽がかかると良いですね。
Once In a While / The Chimes [ドゥ・ワップ]
ドゥ・ワップには、ホントに素晴らしい3連のバラードがい~~~っぱいありますね。
白人5人による「ホワイト・ドゥワップ」のチャイムスによるこの曲もその一つです。
Once In a While
いい曲ですね~。
確認していないので確かではありませんが、このチャイムス盤は60年前後でしょうね。
でも、曲そのものはずっと古く、スタンダードナンバーとして、とくにジャズ系のミュージシャンが好んで取り上げていますね。
ところで、このOnce in a while 「時々」という訳が付けられていることがありますが、なんか違うような気がしないでもないのですが・・・。
「時々」というと、われわれ英語苦手系にはsometimesという単語しか思い浮かびませんが、たぶん微妙に違うんでしょうね。
There's a moon out tonight / The Capris [ドゥ・ワップ]
ドゥワップというと、もともとは貧しいアフリカ系アメリカ人が、路上などで歌っていたコーラスで、楽器などを買えないため、声でドゥワ~ドゥワ~という「伴奏」をつけていたことから生まれた言葉ですよね。
すみません、調べてないので、違っていたら忘れてください。
そんなドゥワップをヨーロッパ系アメリカ人が歌ったものが「ホワイト・ドゥワップ」でした。
もちろんアメリカ人がほとんどですが、メンバーが全員イタリア人というグループもありました。
それがThe Caprisです。
There's a moon out tonight
いいですね~オシャレですね~。
イタリアということで、このグループ名の由来も想像できますね。
そうです、カプリ島です。
ところで、イタリアで作られた西部劇をマカロニ・ウエスタン(アメリカではスパゲッティー・ウエスタン)といいますが、このイタリア人によるドゥワップはそんな言い方はしないのでしょうか?
日本のシャネルズも、そば(うどん)ドゥワップなんて・・・聞いたことないですね。(^^;
ちなみにこのグループ、バイオグラフィーによると、初めのころはスープリームスという名前だったんだそうです。
もちろんこれではモータウンから訴えられますね。(^^;
すぐに改名してカプリスになったようです。
My Prayer / The Platters [ドゥ・ワップ]
1955年前後というのは、ポップスの世界が大きく変化した時代ですね。
ビル・ヘイリーと彼のコメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」がヒットしたり、エルビス・プレスリーが次々と大ヒットを飛ばしたりして、それまでのポピュラー・ソングのなかにロックンロールという、強力なジャンルが出来上がったのです。
そんな時代に、そういったロックンロールはもちろん、ドゥ・ワップ、リズム・アンド・ブルース、あるいはそれまでの伝統的な歌唱法までを幅広くこなしていたのが、プラターズではないでしょうか。
代表的な「オンリー・ユー」は、もうすでに取り上げましたが、こんな3連の名曲もありましたね。
My Prayer
いいですね~。
ところで、この曲を意外なアイドルがカバーしています。
はい、あのシェリー・フェブレーですね。
ほんとうはシェリー・ファブレイと読むらしいのですが、まあいいでしょう。
残念ながら3連のアレンジにはなっていませんが、そんなことはどうでもいいですね。
なんつーたってシェリーがうたっているんですから・・・。(^^)
My Prayer
Twilight Time / The Platters [ドゥ・ワップ]
ごく普通の言葉でも、日常生活ではほとんど使わない言葉って、ありますよね。
「たそがれ」なんていうのも、そのひとつではないでしょうか。
「いつ頃にする?」
「そうね、たそがれがいいわ」
めったに使いませんよね。
でも、たとえば歌の中にはいっぱい出てきます。
♪ 暮れそで暮れない、たそがれどきは~
♪ よこはま、たそがれ~
♪ たそがれ~の銀座~
これって、英語ではどうなんでしょうね?
この「たそがれ」にあたるtwilightという言葉は、日常生活でつかわれるのでしょうか?
日本語と同じで、歌の中でしか使わないかもしれませんね。
さて、そんなTwilightという言葉がタイトルに使われている、3連の名曲です。
Twilight Time The Platters
1958年のナンバーワン・ヒットですね。
ところで、この曲はプラターズのオリジナルではないんですね。
戦前から活躍していたインストバンド、器楽トリオとでもいうんでしょうか、アコーディオン、ハモンド・オルガン、ギターという編成のThe Three Sunsです。
このTwilight Timeが、彼らのバンドテーマでもあったようです。
YOUTUBEにこの曲の演奏があるか探してみましたが、ありませんでした。
代わりにこんなのがありました。
Beyond the Blue Horizon
いいですね~。
こういうサウンドって、もうラジオでもほとんど流れてきませんね。
試聴サイトですが、ありました。
The Three Suns
Earth Angel / The Penguins [ドゥ・ワップ]
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を最初に見たのはいつごろだったか忘れてしまいましたが、さっきテレビでやっていて、久しぶりに楽しみました。
やはり映画はこういうのが一番です。
個人的に、映画というものに偏見があり、いわゆる芸術映画というものが苦手で、ほとんど見たことはありません。
巨匠といわれる監督で、名優がたくさん出ていても、やはり敬遠してしまいます。(^^)
さて、バック・トゥ・ザ・フューチャーですが、さすがですね、うまく作ってありました。
いろんな「遊び」がちりばめてあって、その「ネタ」を知っていると、さらに楽しめる・・・これがまたニクイですね。
この映画の中にも出てきましたが、3連のバラードの名曲がありました。
この曲はもう取り上げたと思っていたら、まだでしたね。
Earth Angel The Penguins
これは1954年の発売ですから、物語の年代に合っています。
もうひとつ・・・
Earth Angel
ところで、映画の中で、主人公が「ジョニー・ビー・グッド」を演奏するシーンがあって、それを見ていた一人が「従兄弟」のチャックに電話で「新しいサウンドだ!」といって聴かせる・・・このあたりも、面白いですね。
チャックというのは、あのチャック・ベリーで、もちろん「ジョニー・ビー・グッド」の作者ですが、この映画ではチャック・ベリーが主人公マーティーから「いただいた」ことになっている・・・このあたり、文章で説明するのは難しいですね。
つまりは、舞台となった時代1955年がどういう年で、どういう曲が流行していたかが分かっていないと、十分楽しめないというわけです。
そういえば、前に見たときには気がつかなかったことをさっき発見しました。
主人公がそのジョニー・ビー・グッドを演奏中、ワル乗りしてなんと「ライトハンド奏法」までやってるじゃないですか!
Johnny Be Good
Forever / The Marvelettes [ドゥ・ワップ]
ビートルズのヒット曲のひとつに、プリーズ・ミスター・ポストマンという曲があります。
この曲はビートルズのオリジナルではなく、カヴァー・ヒットでした。
オリジナルはマーヴェレッツという、モータウン・レーベルの女性グループです。
ビートルズは1964年にヒットさせているのですが、このオリジナルのほうは、アメリカでこそ1961年に大ヒットしていたものの、日本ではまったくと言っていいほど知られていませんでした。
60年代の初めごろ、日本ではアメリカン・ポップスが人気を集めていたのに、いわゆるポップスばかりで、まだドゥ・ワップやリズム&ブルースを聴く人は限られていたんですね。
64年、65年になって、ビートルズがそんなリズム&ブルースをカヴァーしていたこともあって、日本でもようやく日の目を見るようになりました。
そんなマーヴェレッツの3連のバラードです。
Forever
ところで、このマーヴェレッツ、1961年プリーズ・ミスター・ポストマンでデビューして、R&B部門、ポピュラー部門ともにナンバー1を記録しました。
しかし、人気があったのは1964年ごろまでで、そのあとはメンバーが抜けたり、入れ替わったりしながら
1971年ごろまで細々と活動したようです。
Since I Don't Have You/The Skyliners [ドゥ・ワップ]
ドゥ・ワップというと、黒人グループというイメージですが、その音楽が人気を集めるようになると、白人によるグループもいくつか登場してきました。
そのひとつがこのThe Skylinersです。
60年代、たぶん日本でも紹介はされていたと思うのですが、その当時は全く知りませんでした。
ずいぶん後になって、いろんな音楽を聴くようになり、ようやく知りました。
Since I Don't Have You
いいですね~。
でも、こういう音楽って、もうまったくと言っていいほど放送にはのらなくなってしまいましたよね。
とくに民放のFMなどは、ほとんどレコード会社の宣伝みたいになってしまって、まったく聴く気がしません。
なんて、こんなところでボヤいても仕方ありませんね。
ちなみに、白人のドゥワップだからホワイト・ドゥワップですが、同じようなパターンで白人によるソウルはホワイト・・・とは言いませんね。
ブルー・アイド・ソウル
このジャンルにも、素晴らしい音楽がいっぱいありますね。
あ、思い出しました。
この曲を知ったのは「アメリカン・グラフィティー」でした。たぶん。
73年か4年ですから、もう35年も前ですね(^^)
Close Your Eyes/The Five Keys [ドゥ・ワップ]
子供の頃、音楽は好きだったのですが、いわゆる「合唱」が嫌いでした。
いまでも、とくにクラシック系(学校系)?は苦手です。
歌うのもそうですが、OOO少年合唱団とか、ママさんコーラスとか、テレビなどでたまたま流れてきたのを見ているのもダメです。
とくに、メンバー全員が指揮者のほうを向いて(当たり前ですが)左右に顔を揺らしながら歌う姿を見ると、マジメな歌なのに、つい笑ってしまいます。
あの歌い方って、なんかヘンですよね?
偏見でしょうか???
さて、こういうドー・ワップ・コーラスは好きですね~。
Close Your Eyes The Five Keys
オシャレですよね~。
日本の曲では、なかなかこんなオシャレなコーラスって、ないですよね。
でも、この曲をコピーしていた人がいます。
Close Your Eyes 山下達郎
さすが山下達郎、こういう曲をコピーさせたら、日本人では彼にかなう人はいないでしょう。
ところで、さっきのクラシック系、というかOOO合唱団って、どうしてみんな楽譜を持っているんでしょう?
コンサートでも、楽譜を持って歌っていますよね。
たとえば歌謡曲でもロックでも、歌手のコンサートで、楽譜を持って歌うような人はいませんよね。
OOO合唱団のメンバーは、「暗譜」ができないんでしょうか?
これも、なんかヘンですよね。