I'm In The Mood / John Lee Hooker [ブルース]
前にも書いていますが、ブルースという音楽はどうも苦手で、積極的に聴こうという気にならないのですが、いつの時代にもマニアというひとがいて、セッションしようぜ・・・などというとき必ずといっていいほどブルースが取り上げられます。
我々の世代が学生時代、いまから40年前でも同じで、私にはブルースの知識はまったくなかったのですが、ギターを弾いているというだけで、よく誘われました。
「極端にいえば、コードは3つしかないんだよ」
「12小節でできているだけ」
「3番目と7番目の音を♭させればいいんだ」
で、やってみると、なぜか演歌になってしまうんですよね、これが。(^_^;)
演歌の場合は、4番目と7番目の音を省略すればいいのですが、たとえばピアノでいうと、黒鍵だけをつかってメロディーを作れば、だいたいできてしまいます。
ブルースも、似たような感じなのですが、3番目と7番目を♭させる(半音下げる)のは、慣れないとなかなか難しい。
コード進行だけなら、だれでもできるのですが、そこにメロディーをのせる、しかも3番目と7番目を♭させ、3番目の音をチョーキングして、ちょっと持ち上げたりする、その微妙な感覚が我々にはわからない。
あ、ひょっとしたら、これも間違っているかもしれません。
(^_^;)
とにかく、こういうブルースなどの音楽は、それでアドリブを作れるようになるには、子供の頃からそういう音階とかリズム、雰囲気などで育っていないとなかなか大変です。
いや、もっというならばその音楽が生まれた背景、歴史、文化・・・などを理解していないと無理なのかもしれません。
「渋いなあ」「カッケー」などといって、仮にその音階だけをマスターしても、やっぱりモノマネの域を出ないような気がします。
さて、そんなブルースの巨人の一人、John Lee Hookerですが、この人もたしかローリング・ストーンズなどが何曲かカバーしていましたね。違ったかな?
このジョン・リー・フーカー(フッカーかな)と、ボニー・レイットがセッションしています。
これがまた素晴らしい。
Have You Ever Loved a Woman / Lightnin Hopkins [ブルース]
ロックという音楽が出てきたのは、67年ごろでしたよね。
それまでの、ロックンロールとはちょっと違って、もっと重いというか暗いというか、怖いというか、そういう印象がありました。
その、ロックを演奏していたミュージシャンがよく聴いていたのが、従来のリズム&ブルースやポップスではなく、さらに古いブルースという音楽でした。
本国アメリカでも、一部の人しか聴いていなかった(はず)ですが、そんな音楽を好んで聴いていたのが、エリック・クラプトンなどのイギリスのミュージシャンで、やがてそのブルースを元にした、新しい音楽が生まれてきました。
それが「ロック」だったような気がします。
さて、そんなロック・ミュージシャンが聴いていたブルースのアーティストの一人ですね。
Have You Ever Loved A Woman Lightnin Hopkins
なんというか、渋いですね。(^_^;)
これはエリック・クラプトンもカバーしていましたよね?
このブログでも取り上げたと思います。
やっぱり、こういうのは、日本人では再現できないというか、どんなに上手に演奏してもモノマネの域を出ることはないんじゃないでしょうか。
ブルースって、彼らが生きてきた歴史、哲学・・・いろんなものが歌の中に入っていて、やっぱり日本人には似合わないような気がします。
Blue Boys Tune / B.B.King [ブルース]
ギターも、ピックや指で弾くのは当たり前ですが、なかには歯で弾いた人もいました。
ベースギターを、ドラマーがスティックで弾く・・・というより叩くかな、というのもありましたね。
まあ、それぞれスタイルもいろいろで、ジャンルによってもいろんな弾き方があって楽しいものです。
ところで、ギターを弾く時の顔の表情、これもギタリストによってさまざまで見ているだけでも楽しくなります。
以前、コロッケさんが野口五郎のモノマネをするとき、その顔の表情の捉え方に驚きました。
野口五郎さんの映像は知りませんが、コロッケさんがそれをやると確かに野口五郎なんです。
それくらい、表情というのはインパクトがありますね。
さて、この人の顔の表情も最高ですね。
顔の表情だけでも、ギターの音がが聴こえてきそうですね。
そんなB.B.Kingの演奏です。
ギターの演奏も素晴らしいのですが、その顔の表情が最高です。
Blues Boys Tune B.B.King
素晴らしいですね。(^^)
なんというか、その存在感、音色はもちろん、顔の表情、指の動き・・・一度生で見てみたいものです。
リンゴ追分 / 原田芳雄 [ブルース]
昨夜、このブログの管理ページを見たら、原田芳雄さんのレイジー・レディー・ブルースへのアクセスが異様な伸びをしていて、ちょっと嫌な予感がしたもののそのまま寝てしまいました。
そして今朝、新聞を見て原田芳雄さんの訃報が・・・。
もう40年近く前、深夜放送のスタジオで見た原田芳雄さんは、あまりにカッコよく、いまも目に焼き付いています。
その時に歌った「プカプカ」や「リンゴ追分」など、忘れることはできません。
その深夜放送のパーソナリティー、林美雄さんが2002年7月13日に亡くなり、その年の8月にお別れ会が開かれました。
そのステージで、原田さんが歌ったのが「リンゴ追分」でした。
リンゴ追分
この時も目の前で見ていたのですが、やっぱりカッコよかったですね。
じつは、その林さんの当時の番組ディレクター、斉藤さんも昨年亡くなっています。
そして、原田さんまでが・・・。
71歳か・・・早すぎますよね、やっぱり。
Crossroad / Robert Johnson [ブルース]
ブルースは嫌いといいながら、またもやブルースです。(^^;
とはいうものの、ほとんど知識がないため、間違っているかもしれません。
引用などされる方は、かならずどこか別のところで検証してください。
この記事を書くにあたって、どこかで調べるといった作業は全然してません。
Robert Johnson
だいぶ前に、このシンガーのボックスセットみたいなCDが出て、かなり売れたそうです。
でも、こういう音楽を毎日聞いていたら、なんか落ち込んでしまいそうです。(^^;
では、その代表曲から・・・。
Crossroad
という曲なんですが、もしこれがあの有名なカバーが出ていない状態で紹介されたら、たぶん全く話題にもならなかったんじゃないでしょうか。
特に日本では・・・。
そのカバーというのが、これです。
Crossroad Cream
云わずと知れた、あのクリーム・・・エリック・クラプトンですね。
60年代、イギリスでは、アメリカですでに忘れ去られようとしていた音楽をカバーすることによって新しい音楽が生まれていました。
ロックンロールやリズム&ブルースを歌って成功したのが、あのビートルズですが、それよりもっとマイナーな、古いブルースを研究して歌いだしたのが、エリック・クラプトンなどでした。
そういったブルースを好んでいたアーティストの音楽が、のちに「ロック」と呼ばれるようになったわけです。
・・・・・・ですよね。(^^;
Sweet Little Angel / B B King [ブルース]
ブルースという音楽があります。
アメリカの黒人の間に生まれ、やがて白人の音楽にも影響を与え、ロックへとつながっていくのですが、このブルースという音楽は、なぜか好きになれませんでした。
ちなみに、昔の歌謡曲で「~のブルース」というタイトルの曲がたくさんありますが、あのブルースとは違います。
基本的に12小節で出来ていて、音階のどこかが半音さがっていたりするんですが、詳しいことはわかりません。
ロックンロール時代、とくにイギリスのシンガーがこのブルースに傾倒していて、そこから逆にまた昔のブルースシンガーが日の目を見るということもあったようですね。
日本でも、グループサウンズ時代から、このブルースを演奏する人たちが出てきました。
でも、いまでもそうですが、なんか違うんですよね。
確かにブルースの形になっているんですが、何かが違う・・・。
それでよけいブルースが好きになれないのかもしれません。
さて、そんなブルースの王様といえばこの人ですね。
BB King
Sweet Little Angel
この曲は、たしか2008年3月にTECCHANさんが教えてくださいました。
やっと紹介できました。(^^)
どうもありがとうございました。
なお、このBB Kingを紹介するのに、ポップスのジャンルでは合わないため、改めてブルースというジャンルを作りました。