Address Unknown / Don Gibson & Los Indios Tabajaras [カントリー]
ミュージシャンからプロデューサーに転向というか、最近では演奏も歌もプロデュースも全部自分でやってしまう人が増えていますが、こういうのはなかなか難しいですよね。
とくにプロデュースというのは、もう人脈次第というか人と人のつながりを作るというか、活用するというか、その能力が物を言う仕事ではないでしょうか。
名プロデューサーというのは、やはりそれだけ優秀な人材というか人脈があるんでしょうね。
カントリー・ギターのチェット・アトキンスも、ギタリストとしてだけではなく、あのエルビスを世に送り出したり、そのほかいろんなミュージシャンをプロデュースしているようです。
そんな仕事のひとつに、あのルイ・アームストロングでも大ヒットした「愛さずにはいわれない」のオリジナル・シンガー、ドン・ギブソンをラテンのロス・インディオス・タバハラスと共演させたレコードがあります。
チェットとタバハラスは、タバハラスのナトー・リマが使っていたリゾネイター・ギターDel Vecchioをチェットが気にいって使い始めたことからつながりができたのですが、そのタバハラスをドン・ギブソンと一緒に録音させようというのは、どういうきっかけだったんでしょうね?
これが、そのナンバーです。
Adress Unknown Don Gibson & Los Indios Tabajaras
うろ覚えで確認は取れないのですが、むかし何かで読んだ記事によると、この共演ではたぶんドン・ギブソンが大酒飲みで酔っ払っていて、さらにタバハラスのほうも英語がわからない。さらに音楽のジャンルも違うので大変だったようです。
結局、アルバムはできなかったんじゃないでしょうか?
できても、数曲で録音はあきらめ、後でナッシュビルのスタジオ・ミュージシャンを使って、それ風の(スパニッシュギター風?)のアルバムが作られたと記憶しています。
違っていたらすみません。
こういうジャンル違いのミュージシャンのコラボというのは、成功すればかなりの話題になりますね。
あのフランク・シナトラとアントニオ・カルロス・ジョビンの共演した名作があります。
そういえば、このドン・ギブソンとタバハラスも、シナトラと同じ頃の録音ですね。
初めて聴いてみました… ゆったりとしたいい曲ですね
ロス・インディオス・タバハラスと聞けばスターダストかな?
『シャボン玉ホリデー』のエンディング曲でしたね
ハナ肇がザ・ピーナッツに肘テツ喰らわされてからこの曲がかかる…
カントリーとラテンかぁ… なんかミスマッチみたいですが…
スターダストはホーギー・カーマイケルの作曲でしたね
我が心のジョージアもそうだと思います
ララミー牧場の爺さん役だったカーマイケル…
見ていた頃はそんなこと知らなかったなぁ
あの爺さんがこんな楽曲を… イコールにならないなぁ
これもミスマッチなのか!?
by trad-gang (2013-11-02 17:07)
タバハラスは、日本ではやっぱりシャボンダマホリデーのイメージでしょうね。それと「マリア・エレーナ」。この2曲で日本ではかなり人気がありました。というか、まるでベンチャーズのように日本だけとくにファンがいたようです。
チェット・アトキンスとの関係では、チェットが彼らの曲をカバーして有名にしたものもあります。「ブルー・エンジェル」ですが、これなどはテクニカルな曲で今でもカントリー系というか、テクニック系のギタリストは、必ず演奏していますね。
ホーギー・カーマイケルは、シャボン玉のテレビを来日中に見たらしいですね。そのエンディングにタバハラスの演奏が流れていて、素晴らしいギターを弾いているのは誰だ?って、問い合わせたそうです。
by Mashi☆Toshi (2013-11-02 20:45)