Desert Island / Cusco [ジャズ・フュージョン]
70年代の終わりごろか、80年代にシンセサイザーを使った「環境音楽」というか、ヒーリング・ミュージックというような音楽が登場してきました。
そんな大ヒットとまではいきませんでしたが、テレビのドキュメンタリーとか、ラジオ番組などのBGMでも良く使われました。
そんな種類になるかもしれませんが、Cuscoというグループ?・・・すみません、調べてないのでわかりませんが、かなりの枚数のレコードが出たという記憶があります。
さて、そのCuscoが、こんな曲を演奏しています。
Dsert Island
あれ?何処かで聴いたメロディーですね。
そうです、前回取り上げた「太陽のかけら」です。
このタイトルが、じつはこの曲のオリジナルタイトルなんですね。
Cuscoが、どういうわけでこの曲を取り上げたのかわかりませんが、なかなか面白い演奏ですね。
ところで、日本で「太陽のかけら」にされたDesert Islandは、前回に紹介したRoger Bennet のクラリネットですが、そのオリジナル・ジャケットも見つかりました。
これです。
Roger Bennet and His Orchestra
このRoger Bennetのレコードの演奏が、映画「太陽のかけら」の中で使われ、日本ではサウンドトラックとして知られるようになったのでしょう。
演奏の特徴が、アッカー・ビルクにそっくりだったため、アッカー・ビルクと勘違いされたままになり、
それが定着してしまったのではないでしょうか。
ちなみに、日本著作権協会JASRACのデータベースで調べても、この曲は「Desert Island」で、作曲はMichael Holm となっていました。
追記 2013年7月3日
SSさんからの情報によると、このCuscoのメンバーの中にMicael Holmがいるそうです。
これは意外でした。
SSさん、ありがとうございます!
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