SSブログ

グッド・ナイト・ベイビー  / ザ・キング・トーンズ [日本のポップス]

 日本のソウル・ヴォーカル・グループの元祖といえば、この人たちですね。
内田正人さんのハイトーン・ヴォイスを中心にした独特のスタイルは、60年代の日本の歌謡界において他の追随を許しませんでした。
 今、日本のソウル・ヴォーカルというふうに表現してしまいましたが、よくいわれるような「日本のプラターズ」といった呼び方は、彼らにはふさわしくありません。
 キング・トーンズは、やはりキング・トーンズなのです。
 さて、そんなキング・トーンズの3連のバラードというと、このブログの最初のころ、「暗い港のブルース」を取り上げましたが、今回はまさに彼らの代表曲です。

 グッド・ナイト・ベイビー  ザ・キング・トーンズ

 いいですね~~~。(^^)
 最近では、この曲を聴くと、どうしてもグッチ裕三さんの顔が出てきてしまうのですが、やっぱりあの世代の人にとっては、このキング・トーンズはヒーローなんですよね。
キングトーンズ.jpg
 ところで、この曲は全編が3連ではありませんね。
よくギョウカイ用語で、ポップスや歌謡曲はAメロ、Bメロ、サビ、といった言葉で表現されるパートがあるんですが、その用語で言うとAメロ、Bメロが3連で、サビが8ビートということになるんでしょうか。
 最初が8ビートで、サビが3連というと小坂明子さんの「あなた」があるんですが、この曲はその逆というわけですね。


nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 4

Cliff

この歌が流行ったときは子供で、
「君のパパ モホッ」のモホがおもしろくて
それが強く印象に残っています。
私の場合、なぜかジュンとネネがセットで出てきます。(笑)

のちにシャネルズが出てきたとき、
無性にキングトーンズが聴きたいと思った時期がありました。
by Cliff (2008-10-18 04:58) 

Mashi☆Toshi

そういえば、「き~っと、い~つ~かは」の後で止まってしまうギャグもありましたね。
グッチ裕三さんだたかな、?

ジュンとネネ・・・いましたね~。
ちょっと怪しいイロッぽさといいましょうか、子供ながらにもそんな感じがしました。

by Mashi☆Toshi (2008-10-18 12:50) 

rtwfn729

rtwfn729です。こちらにもお邪魔します。以前内田さんに聞いた話ですが、デモテイクを最初に聴いたときは「とても売れるとは思わなかった」とか。それでも、せっかく周囲の勧めでレコードデビューするんだからと、アレンジャーの早川氏と話し合ってあのカラオケが出来上がったそうです。ただ、R&Bテイストを狙った歌詞2番前半のミュートトランペットは奏者が意図通りに吹けず録音に手間取ったとのこと。また、歌唱で最も注意したのは「GOOD NIGHT」の発音で、決して「グンナイ」ではなく「グッナイ」と発声することだったそうです。聞き比べると伊東ゆかりもビジーフォーも「グンナイ」と歌っていますし、動画投稿サイトでも大半が「グンナイ」と歌っています。さすが米軍キャンプで鍛えた耳、プロのプライドを垣間見た思いがしたものです。上昇志向の塊のようなご本人は当時のテイクに満足していないそうですが、やはり私としてはこのテイク、何度聴いても飽きることがない「名曲中の名曲」だと思っています。
by rtwfn729 (2010-10-09 01:22) 

Mashi☆Toshi

rtwfmさん
確かに名曲中の名曲です。
当時、というか、いまでもこの曲をちゃんと歌えるシンガーは内田さん以外いないんじゃないでしょうか。
by Mashi☆Toshi (2010-10-09 21:23) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。