前にも書いていますが、ブルースという音楽はどうも苦手で、積極的に聴こうという気にならないのですが、いつの時代にもマニアというひとがいて、セッションしようぜ・・・などというとき必ずといっていいほどブルースが取り上げられます。
我々の世代が学生時代、いまから40年前でも同じで、私にはブルースの知識はまったくなかったのですが、ギターを弾いているというだけで、よく誘われました。
「極端にいえば、コードは3つしかないんだよ」
「12小節でできているだけ」
「3番目と7番目の音を♭させればいいんだ」
で、やってみると、なぜか演歌になってしまうんですよね、これが。(^_^;)
演歌の場合は、4番目と7番目の音を省略すればいいのですが、たとえばピアノでいうと、黒鍵だけをつかってメロディーを作れば、だいたいできてしまいます。
ブルースも、似たような感じなのですが、3番目と7番目を♭させる(半音下げる)のは、慣れないとなかなか難しい。
コード進行だけなら、だれでもできるのですが、そこにメロディーをのせる、しかも3番目と7番目を♭させ、3番目の音をチョーキングして、ちょっと持ち上げたりする、その微妙な感覚が我々にはわからない。
あ、ひょっとしたら、これも間違っているかもしれません。
(^_^;)
とにかく、こういうブルースなどの音楽は、それでアドリブを作れるようになるには、子供の頃からそういう音階とかリズム、雰囲気などで育っていないとなかなか大変です。
いや、もっというならばその音楽が生まれた背景、歴史、文化・・・などを理解していないと無理なのかもしれません。
「渋いなあ」「カッケー」などといって、仮にその音階だけをマスターしても、やっぱりモノマネの域を出ないような気がします。
さて、そんなブルースの巨人の一人、John Lee Hookerですが、この人もたしかローリング・ストーンズなどが何曲かカバーしていましたね。違ったかな?
このジョン・リー・フーカー(フッカーかな)と、ボニー・レイットがセッションしています。
これがまた素晴らしい。