演歌のコンサートなどでも、いわゆる「前座」というのがあって、メインの歌手の前にまだそれほど有名ではない新人歌手などが歌ったりすることがあります。
 そういった前座が、ある程度ステージを盛り上げたところで、主役が登場します。

 その前座も大事ですよね。
これが失敗すると、メインの歌手のステージまで影響がでたりします。
 かといって、あまり素晴らしすぎても困ります。
いわゆる「主役を食ってしまう」というやつです。
 
 さて、この冠 二郎さんは、新人のころ「前座にしたくない歌手」といわれていました。
 歌い始めると、あまりの「巧さ」に客が乗り過ぎ、メインの歌手がそのあと出にくくなったんだそうです。
 
 そんな冠 二郎の3連のバラードです。

 旅の終わりに 

 大きなヒットではありませんが、やはり存在感はありますね。

 ところで、前座が主役というか真打を食うというと、60年代のイギリスでもありました。
あのビートルズです。
 メジャー・デビューしたてのビートルズは、当然のことながら「前座」のバンドのひとつからスタートしました。
 しかし、あるツアーでは、あちこち回っていくうちに、メインの歌手より盛り上がるようになり、立場が逆転したとか・・・。

 この冠 二郎も、何か一つ大ヒットが出ると、さらに世界が広がると思うんですけどね・・・。(^^)