70年代のはじめごろ、グループサウンズのブームが去り、またフォークが人気を集め始めました。
それまでのキャンパス・フォークのような、お坊ちゃま系ではなく普通の学生、というより少々貧しい系の学生が、自分たちの言葉で自分たちの生活を歌い始め、それが人気になっていったんですね。
70年代フォークは、そういったことから4畳半フォークなんて言う呼ばれ方もしました。
そんな70年代フォーク・グループのひとつだったのがRCサクセションでした。
あまり大きなヒットにはなりませんでしたが、ほかのグループにはない、独特の世界が・・・というより、匂いがあったという気がします。
その後RCサクセションは、なかなかヒットにめぐまれず、音楽性も大きく変わっていきました。
70年代の終わりごろになると、もうフォークではなくロックでした。
80年ごろ(確認していませんので、違うかもしれません)あの名曲「雨上がりの夜空」が出てきたとき、それが一気に開花しました。
そんなRCサクセションのリーダーの忌野清志郎が星になってしまいました。
早すぎますよね。
個人的にですが、日本人の歌う「ロック」は、ほとんど「ロック」には聞こえませんでした。
でも、RCサクセション・・・忌野清志郎の歌は、確かにロックだったと思います。
3連のバラードの名曲「スロー・バラード」はすでに取り上げましたので、きょうは「フォーク時代」の名曲で、清志郎をしのびたいと思います。
ぼくの好きな先生 RCサクセション
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