中学校のころ、ラジオから流れてきて、なんだこりゃ・・・と思った曲のひとつが「フジヤマ・ママ」でした。
 英語の歌詞の中に広島とか長崎といった地名も入っていたりして、ちょっと親しみを持った記憶もあります。
 そのフジヤマママを歌っていたのがワンダ・ジャクソンですね。

 当時(50年代後半?)日本ではもちろん話題になったのですが、アメリカではそれほどでもなかったようですね。
 クイーン・オブ・ロカビリーとか、ファースト・グランド・レディー・オブ・ロックンロールといった称号もあるようですが、本当のところはどうなんでしょう。
 そんな、ワンダ・ジャクソンの3連のバラードです。

 Right Or Wrong

  ところで、この曲ではなく、さっきの「フジヤマ・ママ」ですが、広島、長崎という地名があるということで、日本で大ヒットしたのですが、あまり良い意味ではないみたいですね。
 後から知ったことなんですが、当時は戦後まだ10年くらいで、戦争のネタが歌にも使われていて、この歌詞に登場する広島や長崎は、やはり原子爆弾と関係があるんですね。
 私を怒らせると怖いわよ、広島や長崎にやったようにしてやるとかなんとか、そんな内容だったと思います。
 それを英語の分からない日本人が喜んで買ってしまった・・・ということなんでしょうね。
 私もその一人ですが、レコードは買いませんでしたが・・・というより、発売されたころは小学生でした。

 ワンダ・ジャクソンのオフィシャルサイトがあります。

 Wanda Jackson