60年代のカンツォーネは、日本人の琴線に触れるようなメロディーがたくさんありますね。
カンツォーネというと、サンレモ音楽祭。
 伊東ゆかりさんをはじめ、日本の歌手も何人か出場しています。
 そんなサンレモ音楽祭で歌われたカンツォーネの代表曲のひとつ「あこがれはいつも心に」をきいてみましょう。

 あこがれはいつも心に  ジリオラ・チンクエッティ

 
  いいですね~。(^^)
 この曲は、1965年のサンレモ音楽祭で、このジリオラ・チンクエッティと、なんとコニー・フランシスが組んで歌いました。
 
 あこがれはいつも心に  コニー・フランシス

 コニー・フランシスは、アメリカ人といっても、もともとイタリア系ですから、こういう曲には全然違和感がありませんね。

 ところで、この曲がヒットした1965年ですが、日本をはじめ世界中がビートルズの大ブーム、さらに日本ではベンチャーズによるエレキギター・ブーム、そんな中にあってもイタリアのカンツォーネは、大きな人気を保っていました。
 一方では、ブラジルからボサノヴァというオシャレな音楽も登場しました。
 さらにサウンド・オブ・ミュージックや007ゴールド・フィンガーなどの映画音楽など、ポップスの世界が、ホントに多彩になった年ですね。
 当時とはくらべ物にならないほど大量の音楽が氾濫する現代ですが、いろんなタイプの音楽が登場し、それらが共存する、という点では負けているかもしれませんね。