パック・イン・ミュージックやオールナイト・ニッポンなどの深夜放送がスタートする前、60年代の真ん中あたりに、「真夜中のリクエストコーナー」というラジオ番組がありました。
 DJは土居まさるさんという、文化放送のアナウンサーでした。たしか、みのもんたさんの先輩に当たるはずです。
 当時すでにラジオ少年でしたが、地元関西の番組に飽きて、いろいろ東京のラジオ番組を聴き始めていました。
 そんななかで土居さんの番組はテンポの良さと、いわゆる「放送用の言葉」ではない東京の若者の言葉使いが新鮮で、すぐとりこになってしまいました。
 土居さんのシャベリは、たくさんの人に影響を与え、番組も「若者向け」が増え、その後の「深夜放送時代」へと進んでいったのです。
  
 あ、白いギターでしたね。(^^)
もうすぐ出てきますので、しばらくお待ちを・・・。
 やがて土居さんがテレビに進出して「TVジョッキー」という番組が始まりました。その番組には「奇人変人」というコーナーがあって、いろんな「特技」をする素人が登場し、いちばんおもしろかった人にプレゼントしていたのが、白いギターでした。
 当時、70年代の真ん中あたりには、この「白いギター」が、若者のアイテムのひとつだったのです。
あの頃のアイドル歌手のシングル盤などには、この白いギターを持った写真がいくつかありましたね。
 さて、そんな白いギターをそのままタイトルにしたのが、チェリッシュでした。

 この3連の名曲「白いギター」は、チェリッシュの代表曲のひとつといっていいでしょうね。

 ところで、土居まさるさんですが、近年「土居まさるのラヂオデイズ」という番組が始まり、名古屋の放送局でもネットしていたため、よく聴いていました。でも、1999年、病気のため58歳という若さで亡くなってしまいました。
 その3年後、もうひとりラジオの仕事をする上で大きな影響を受けたTBSのアナウンサー林美雄さんもなくなってしまいました。しかも土居さんと同じ58歳で・・・。
 
 すみません、チェリッシュについては、レコードも持っておりません。
ほとんどわからないのですが、フォークとアイドル歌謡曲の真ん中のようなポジションで、ヒット曲もたくさんありますね。
 そういえば、パック・イン・ミュージックの仕事をしていたとき、ADのひとりに、以前このチェリッシュのボーヤ(楽器を運んだりこまごまとしたことをする仕事)をしていたという人がいましたっけ・・・。