やっと年内の仕事がひと段落しました。
しかし、世の中がもう正月の準備に入っているのに、ガサガサと働くのは心がさみしくなるものですね。
 さて、そんなことはおいといて、久しぶりの記事です。

 今年亡くなったシンガーで、世代的にショックだったのは、やはり忌野清志郎ですね。
あまりにも若すぎます。
 このブログでも、すぐに取り上げましたが、年末にもういちど記事にしようと思い残していたのがこの3連の曲です。

 Oh!RADIO

  他にもトランジスタラジオという曲もあるように、彼はラジオが好きだったようですね。
そのラジオの世界で働いていたものにとって、こんなうれしいことはありません。
 しかし、そんなラジオが今、危機にあるような気がしてならないのです。
 
 清志郎は癌という病気に倒れたのですが、ラジオも人間の癌のような「番組」にむしばまれてきているのではないでしょうか。
 その「番組」は、人間の癌のように最初はほとんど自覚症状もなく、放送局にとってはお金も入ってくるということで、正常細胞のような優良番組みたいですが、聴取者側からは家に土足で上がり込み、毒を流す=「いかがわしい情報」をがなりたてている「癌細胞」のようにしか聞こえません。

 その「番組」というのが、「ラジオ・ショッピング」です。
いったい一日に何回でてくるのでしょう?

 あれを聴いて、不快に思っている人はいったいどれくらい・・・というより、不快に思わない人はいるのでしょうか?
 放送局にとっては、制作費もいらずスポンサー料も入ってくるということで、いわゆる「オイシイ」番組なのかもしれませんが、聴く側からはあんなにまずいものはありません。

 テレビでも同じで、とくに地方のローカルUHFなどは、番組の90パーセントがショッピング番組になっている局もあったりします。
 あれは悲惨ですね。

 ラジオの世界で、あんな「番組」が増殖し、いろんな時間帯に転移していくと、もう放送局の機能は完全に失われてしまいます。
 
 ラジオもデジタル化や、トゥイッター・・・ブログを簡単にしたようなもので、いろんな人が「つぶやき」を書き込んだりするもの・・・などを活用したりと、いろいろ機能の拡大が考えられているようですが、もっと基本的なことを考えたほうがいいような気がしてなりません。