最近ちょっと忙しく、このブログを書く気力が衰えていました。
でも今年もあと2日となり仕事もようやく一段落、今回はRCサクセションをとりあげたいと思います。

 そんなに真剣に聴いたほうではないのですが、RCサクセションの曲には好きな曲がいくつかあります。
 「雨上がりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」そして、この「スローバラード」
楽曲そのものは当時もそんなに目新しいものでもなかったのに、なぜか心に残りました。
 ヴォーカルの忌野清志郎はもちろんですが、バンドとしての個性も強く、ほかに類をみないサウンドを出していたからでしょう。
 70年代の初め頃は「ぼくの好きな先生」という“大ヒット”があり、たしかあの頃は「ハード・フォーク」というようなジャンルで語られていたんじゃないでしょうか。
 70年代終わりごろには、もう「ロック」になりましたね。
さて、そんなRCサクセションの3連のバラードですが、いま挙げた曲の中にもある「スローバラード」です。
  スローバラード
 この曲でも、トランジスタラジオにしても、歌詞そのものはそんなに「語って」いないのに、実にリアルで、鮮明にその歌の世界がうかんでくると思いませんか?
 
  この曲もそうですが、もうひとつ「トランジスタ・ラジオ」、この曲はほんとにリアルですよね。
聴いていると、はっきりとその歌詞の「風景」が目に浮かんできます。

 それから「雨上がりの夜空に」ですが、発売された当時は、そんなに売れなかったんじゃないでしょうか?
 当時、ラジオの深夜放送パック・イン・ミュージックで、DJの林 美雄さんが、この曲を積極的にかけていたことを思い出しました。
 番組の中の「ユア・ヒットしない・パレード」という、文化放送の名番組をパロディーにしたコーナーで、1位になったんじゃなかったかな?
 最近、40台くらいのオジサンが、この曲をカラオケで歌ったりするのを見かけたりすると、感慨深いものがありますね(^^)